vol.2|【決意の裏側】

こころの日記

前の記事でも話したように、

私の内には、常に『絶対に負けないという、挑戦を原動力とする強い意志があった。

その思いに後押しされ、大学生活では本当に色々なことに挑戦できた。

たくさんの出会いがあり、大切な時間を過ごしたことで、心はいつだって満たされていた。

ただ、卒業という一つの節目を迎えた「その瞬間」、満たされていた現状の維持ではなく、

次の可能性を追求したいという思いが、私の中で明確になった。

これまでの充実した経験があったからこそ、自然と「もっと先を知りたい」という好奇心が生まれて、

次に何をすべきか探し始めた。

誰も知らない、何もわからない場所で、もう一度自分を見つめなおし、本質的に成長したい。

その強い思いが、私に海外行きを決断させた。

でも、決断した後も、心はずっと迷いの中にあった。

何をするため、何を学ぶために日本を離れるのか。

その明確な答えを持たずに行くことへの不安が、期待と混ざり合い、

その迷いは、心の奥底にずっと残っていた。

不安な時代だからこそ、自分の「在り方」が挑戦を可能にする

満たされていたはずなのに、消えなかった「次の目標への焦り」

充実していた大学生活を終えても、私の内には『絶対に負けない』という、挑戦への強い衝動があった。

目標がないと、前に進めていないような気がしてならなかった。

誰かに与えられた道や、目に見える安定を求めるのではなく、

周りの状況や環境に左右されない自分の「在り方」を見つけること。

満たされているからこそ、それこそが次に自分が向かうべき、本当の課題だと気づいた。

静かに膨らむ不安と、自己肯定との「戦い」

しかし、その「本当の課題」を見つけ、海外行きを決断した後も、

心の奥底に残った迷いが消えるわけではなかった。

むしろ、自分で決めた出発日が近づくにつれて、不安は静かに、でも確実に膨らんでいった。

英語がほとんど話せない自分が、勢いだけで海を渡ってしまうことへの漠然とした恐れ。

途中で心が折れて帰りたくなったらどうしようという怯え。

そして、お金がなくなったらすべてが終わってしまうのではないかという、現実的な不安。
 
これらはすべて、過去の「全力で走った日々」では経験しえなかった、「未来への挑戦」の恐怖だった。

でも、不安という影が大きくなるたび、私の内側にある根拠のない自信が、その影を打ち消してくれた。

人間は生きていくためにはなんだってできる!』『私なら、やれる!

陸上競技で、ゴール前のライバルに追いつこうと、必死にもがいたあの時と同じ。

過去に身につけた挑戦への熱が、恐怖を上回る行動のエネルギーとなって、私を突き動かした。

情報過多の時代に逆行する「アナログな行動力」

挑戦は、知識量ではない。「在り方」こそがすべてだ

今の時代は、スマホを開けば、現地の情報、治安、求人まで、すべてが瞬時に手に入る。

でも、当時の私には、ネットで情報収集をするという知識も手段もなかった。

振り返れば、それが私の「在り方」を試す最高の機会だったのかもしれない。

「情報がすぐに手に入らないから無理」と立ち止まるのではなく

私は「自分の足と目と耳」をフルに使った。

本屋の海外コーナーを読み漁り、旅行雑誌の隅々まで目を凝らした。

旅行経験者を探し、ネットの文字にはない「生の声」から情報を得ようと必死だった。

どんな情報でも、自分が行動を起こせば取ってこられる。

私はこのアナログな情報収集を通して、

挑戦に必要なのは、知識の量ではなく、行動する熱意だということを学んだ。

後戻りできない決断と、最も信頼できる言葉

後戻りできない「チケット」がくれた力

準備は整った。後は心の準備だ。

私は、迷いを断ち切るため、航空チケットを早めに予約した。

それは、「後戻りはできない」という決意を自分に課すため。

「自分はいつも何を思い、奮い立たせ、頑張ってきたのか?」

そのチケットは、これまでの自分の全てを信じ、前へ進めばいいと、

未来への自信をくれるものだった。

ただ、その自信が揺らぐほど不安に押しつぶされそうになった時もあった。

そんな時、私はいつも胸の中で、これまでの自分と静かに対話していた。

最も信頼できる言葉

そんな時、一番心配だったはずの母は、私に寄り添いながら、常に前向きな一言をくれた。

これをやれるのは今しかないよ!「今」の自分だけだよ!

母の言葉はいつも、スタート前の「魔法の言葉」のように、私の気持ちを奮い立たせた。

私の挑戦の炎が消えてしまわない様に、最も近くにいて、最も信頼できる言葉をいつも私にくれた。

そしてついに私は、夢を叶える大きな一歩を踏み出した!

「絶対に負けない」という誓いを、新たなステージで証明する

誰もし知らない、先の見えない場所に飛び込むことは、想像以上に大きなエネルギーを必要とした。

不安に押しつぶされそうになった時、私を支えてくれたのは、知識でもスキルでもなく、

過去の自分が全力で走った「熱」、そして「自分自身の在り方を見つける」という明確な課題だった。

決意の裏側には常に不安と迷いが静かに存在したが、それを振り切って行動した結果、

私は「状況や環境に左右されない、揺るがない自分」という、

何よりも信頼できる土台を手に入れた。

「絶対に負けない」という誓いは、競技場のものだけではない。

これからは、この海外という新しいステージで、自分の在り方と行動力こそが、

不確実な未来を切り拓く証明であると、体現し続けていこうと思う。


もし今、あなたが「根拠のない不安」と戦っているのなら、伝えたいことがあります。

大丈夫です!

あなたの過去の経験、積み重ねた決意は、

必ずあなたを支える、最も信頼できる言葉となります。

満たされた日々を誇りに、心の中の「絶対に負けない」という衝動を信じて、

次の扉を一緒に開いていきましょう!

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